2018/11/22に松山で行われた#SEMohenro茶屋に行ってきました。
到着~会場
道後温泉で有名な「ふなや」さんで!
ここでSEMのイベントが開かれるなんて思えません(笑)
いざ開会
Web担当者フォーラム、編集統括 安田さんの司会で軽快にスタートしました!
まずは主宰である株式会社Shiftの粂野さんより開会のあいさつ。
「SEMohenro茶屋」を主宰したきっかけ・想い
- 地方は首都圏に比べて、情報が遅い
- 地方は最新の情報に触れられる機会が少ない
- hagakureをはじめ運用がテクニカルに寄ってきている感があるが、ユーザに面するのは広告。なので広告文にこだわりたい。
と、大阪で開催している我々としてもわかりみが深いお話でした。
さて、開会のあいさつの後は豪華な講師陣が送るスペシャルセミナー
第一部:スペシャルセミナー
セミナー内容は参加した方の特権でもあるので、詳しくは書きませんが個人的に感じたポイントをまとめてお伝えします。
Yahoo!スポンサードサーチでも成果を上げる、最適化との向き合い方
株式会社Shiftの清家さんが登壇。
タイトルの「Yahoo!スポンサードサーチ”でも”成果を上げる」という強調部分に会場が沸きました(笑)
みなさんもYahoo!の運用にいろいろと思うところがあるのですね。。
基本的にはGoogleの提唱する「hagakure」や「GORIN」と同じような考え方でアカウント構成を組む。
- 「ユニーククエリ率」と「ユニーク広告率」は大切(アカウント内競合をなくそう)
- システムにユーザーシグナルをたくさん与えよう。
といった内容でした。
Yahoo!スポンサードサーチの内部システムはGoogleと同じはずなので、基本的にGoogleと同じでいいという点は非常に共感しました。
(Googleと持っているデータ量や質が異なるので、自動最適化や機械学習の効きが違うという点はありますが。。)
しっかりとシステムに寄り添って、成果を出していければと思います。
「AdWords(Google広告)に得た学びとこれからどう生きるか」
お次はアユダンテの寳さんが登壇。
8年間の経験をもとに、大切な学びを3つのポイントに分けてお話くださいました。
- 無常である
- 言葉である
- 投資である
ひとつひとつのテーマが深く、頷くことが多いテーマのセッションでした。
折れずくさらず、面白く感じれることをやりつつ生きる。
というお言葉には、とても共感が大きかったです。
「広告代理店の仕事はなくなるかもって言われるけどじゃあどうしたらいいのよ(仮)」
(という題の予定でしたが、もっともっと長いタイトルになっていました(笑))
最後のスペシャルセミナーはSEMカフェの小西さんより。
ここ数年の業界の変化を踏まえ、今後どう生きるべきか。
新しい「型」を見つけたい・一緒に考えたい。
といった内容のセッションでした。
小西さんが提唱した新しい型とは
Webプロモーション把握管理者
広告以外のすべての集客を管理する人。
といったものでした。
リスティングのみのミクロではなく、集客をすべて把握し管理する人になることで、成果も上がり新しいキャリアを築けるのではないか?ということでした。
これだけやるのは大変では?という疑問もありますが、昨今は技術と統合が進んでいるため
- Google Analytics
- Google データポータル
- Google オプティマイズ
を覚えればなんとかなるので、いい時代ですね。と。
私自身、前職はインハウスのマーケティング責任者であり、フルファネルで成果を追っていたので、この主張には首を縦に振り続けていました。
リスティングの予算だけを管理していても、本当の成果にはつながらないことがあります。
アフィリエイト、ディスプレイ、純広告、リアル媒体、その他ロビー活動まで成果を上げるためにはやらなければならないことが多くあります。
「木を見て森を見ず」ではありませんが、リスティングの管理画面では見れないものはまだまだ多いです。
今後、そのようなマルチな仕事ができる人が増える未来を楽しみに見て、自分も置いていかれないようにがんばっていこうと思いました。
パネルディスカッション
ここ数年でリスティング広告はどう変わった?今後はどうなる?
広告運用者の今後あるべき姿ってどう?
ここは完全にオフレコの内容だったので割愛しますが、カルテットコミュニケーションの堤さんが飛び入りで参加したり、ファシリテーターの小西さんがいろいろとぶっこんでいったりと、エンターテイメントとしても非常に楽しめました。写真だけではありますが、温度感が伝わればと思います!
あとで聞きましたが、リハーサルとか全くしていなかったようです(笑)
第二部:ユニコーン・ハンター甲子園
愛媛県松山市では、毎年夏になると「俳句甲子園」が行われ、高校生たちが熱く盛り上がります。
その高校生たちと同じように、私達も「広告文」で熱くなろうと発案したのが【ユニコーン・ハンター甲子園】です。
広告文の面白さや可能性に触れ、普段黒子に徹している私達がスポットライトを浴びる場になればと願っています。
という思いで名付けられた広告文の出来を競い合う選手権。
- 関東チーム
- 関西チーム
- 九州チーム
- 愛愛チーム
- 有志チーム1
- 有志チーム2
という6チームで競い合います。
戦いは2回戦あり、それぞれ仮想のお題(商材・依頼)が出され、お題に対して
- 広告文作成:20分間
- 広告文に対するディスカッション:3分間/1広告
の時間制限のもと進行していきます。
勝敗の判定方式はシンプル。
- 一番良い広告文のチーム
- 一番良いディスカッションをしていたチーム
というそれぞれの基準で良かったチームに投票します。
投票数の多いチームが優勝!
とてもユニークなお題にはじまり、20分で作ったとは思えないクオリティの広告文の数々。
広告文に対するそれぞれのチームのディスカッションやフィードバックは自分にはない気づきを得ることができるイベントでした。
優勝は九州チーム!
投票の結果、栄冠を手にしたのは九州チーム!
ディスカッションの得票が多く、フィードバックや鋭い指摘で票を集めたようです。
ネコノレンから排出した関西チームは惜しくも優勝することは出来ませんでした。
閉会式
誕生日が近く、登壇者であり、ユニコーン・ハンター甲子園の関東チームであり、SEMohenro茶屋を開催するにあたって尽力していた寳さん、小西さん両名から閉会のあいさつ。
細かなことは考えず、どんどん良い広告文を作れば成果も出る。広告運用者はどんどん広告文を作ろう。
といった名言で8時間の長丁場が終わりました。
みんな、広告文つくろう。
全体を通しての感想
愛媛、松山という特別感のある土地での開催でした。
びっくりしたのは参加者の6割ほどが四国の外からということでした。
これが良いか悪いかはわかりません。しかしそれだけ注目を浴びて、遠方から参加するに値する素敵なイベントだったことは確かです。
1部はしっかりとお勉強。2部はお祭りイベント感。とメリハリも効いており、はじめての開催とは思えない盛況ぶりでした。
第2回の開催、心より楽しみにしております。
ネコノレンとして協力できることがあれば、尽力したいと思います!
最後に
主宰の粂野さんがnoteを書いていらっしゃいます。
イベントへの苦悩や熱意など読み応えがありますので、ぜひご一読ください。
https://note.mu/ramapple/n/nb708b593f2dd
SEMohenro茶屋 Vol.1
http://shift-web.co.jp/semohenro/